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小さい頃、父が送り火を見ながら「ああ、帰って行かはる」とつぶやいていました。 お盆の間、こちらへ戻ってきていたご先祖さんが、あちらへ帰って行くのが送り火です。炎があがり、煙が空へ消えていくのを見て、沢山の魂が空へ戻っていくのを想像しました。送り火って、そういう風に静かに見送りたいと思うんです。 ******* ここからは、送り火当日の大文字山頂の様子を、画像でお届けします。 私、小学校の授業の一環で、大文字山登山をさせられたことがあり、えらくしんどかった記憶がトラウマになり、以来、ずっと登る気にならず、○十年ぶりの大文字山登頂です。やっぱりしんどかった。 ******* 送り火は京都を代表する行事ですが、実際に動いているのは地元の方達で、それぞれのグループが自分達の定められた場所の火檀を作って、それが集まって大の字になります。(他の四山でもそうだと思います。)大の字の裾の方はどうかわかりませんが、頂点(真ん中)の方は、地元の方だけで、かなり慎重に作業が行われ、火檀完成後には、部外者は近づくだけでも用心されます。(うっかり火檀を壊されると大変なことになるから) 当日、薪は山頂までトロッコで運ばれ、最後は人海作戦で運ばれます。この人海作戦には小学生位の子供達が多数参加しています。 子供達も薪運びを手伝っています。 山頂に薪が集まりました。 一本一本、丁寧に積み重ねていきます。 こちらは「大」の裾の方です。 ここでも子供達が大活躍。 何時間もかけて、日没前、やっと火檀が出来上がりました。 いよいよ点火。あっという間に炎が燃えさかり、周囲は火傷しそうな熱さに包まれます。 *******
玄関に吊るされている大文字山送り火の消し炭。立派なのと小さいのと。
まだ残り火があるうちに、消し炭争奪戦が始まります。 部外者は、まだちょっと近づきにくい雰囲気です。 こういう立派な消し炭は、すぐに確保されていきます。
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