2012年1月、ものすごい寒波の中、京都府宮津市にある日本三景のひとつ、天橋立へ行ってきました。 今年の寒波は、京都市内ではなかなかしっかりした積雪はなく、この日も市内では全く雪の気配なし、むしろ晴れてました。 数日前からニュースや天気予報では、しきりと日本海側の大雪を報じてましたが、道中進めど進めど、雪は積もってません。 ほんとに雪積もってるのかな? と思っていたら、どのあたりだったかな。峠を越える辺りから、急に雪景色が出現。先を急ぎました。 3時頃天橋立に着いた時には吹雪。駅前の観光案内所で、天橋立ビューランドの割引券をもらって、そのまま伊根の舟屋に向かいました。 |
伊根はまあまあのお天気(曇り)で、ただ、舟屋の上にある山の雪は解けかかり、一応撮ったものの「今夜の雪で明日に期待」という感じでした。 ところが、日が沈む頃から急に吹雪いてきたのはいいんですが、随分湿った雪で、着地した途端、解けるんですよね。それでこれは期待薄と、再び天橋立に向かいました。 というと、かっこいいけど、正確にいうとそうではなくて、実は食料を求めて、とりあえず車を宮津方面へ走らせたんです。 わりと急に家を出たので、今夜の食料を持たずに来てしまい、ところが伊根には店というものがほとんどない。唯一あるJAのスーパーらしき小店も、夏に行ってみたら、買いたいものが何もなかったし・・・最初は夜の雪景色を撮りつつ、車に積んであるレトルトや缶詰を食べようと思っていたんですが、積もらないけど吹雪いている状態では撮影は無理。だったらいっそスーパーかコンビニがある所まで走って、美味しいものでも買って食べようと思ったんです。 ところがところが、来る時は急いでいたので、距離感覚が麻痺していたんですが、店を探しながら宮津方面へ向かえど向かえど見当たらない。相当走って、もう伊根に戻るより天橋立の方が近いところまで来て、やっとちらほらコンビニやスーパーが見えてきました。しかもこちらはしっかり雪が積もっている。明日の朝も雪がしっかり撮れそうだ。 という胃袋の事情で、宮津天橋立で朝を迎えることになりました。 |
朝、起きると雪はやんでいて、暗いうちから天橋立の松林をウロウロ。 9時始発の天橋立ビューランドのケーブルに飛び乗りました。 ケーブルにのっている間は晴れてたんですが、上へついて間もなく、吹雪いてきました。 |
そんなあーと思いながら、待機。雪がやんで天橋立が見えてきたら撮り、吹雪いている時は待機というのを繰り返し、お昼頃、松の雪も解けてきたし、吹雪も収まりそうにないからと、ケーブルを降りました。ところがなんと降りた途端、うっすら晴れてきて・・・もう一度800円のケーブルに乗る気にはならず、大内峠(通行不可のため行けず)、傘松公園へ向かいます。この移動中、ずっと薄日がさしてたんですよね。こんなに長い時間晴れてるなら、もう一度ビューランド上ってもよかったな。っていうか大内峠が余計でしたね。後の祭りですが。 傘松公園についた時は、すでに曇りはじめていて、一枚撮ったところで、吹雪いてきました。 傘松公園、桜の季節に来た時は、あまり感動しなかったんですが、今回来て見ると、ふもとの集落の屋根がまっ白で、案外いいんですよ。もっと早く来たらよかったな。 |
さっきと同じ過ちを犯しては・・・と、また晴れることを期待して、閉園まで粘りましたが、今度は奇跡はおきず・・・傷心のまま、下山しました。 天橋立の松は、雪をすぐに落としちゃうから、なかなか雪景色の天橋立って撮れないそうです。 傘松公園、ビューランドともに、開園時間が8時半とか9時だから、その時間までに風や気温で雪がなくなってしまうし、かといって雪が降り続けていたら、視界が悪く、上からでは天橋立の全貌が見えない。せめて大内峠に上れたらいいんですけどね。(無料の展望所で、朝一から撮れる) |
翌日は、申し訳程度に伊根の舟屋と丹後半島の間人の屏風岩を撮って、昼寝して、京都市内の自宅に帰りました。 |
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