〜 九州の温泉 〜

日本一長い足湯 雲仙小浜温泉

日本一長い足湯 雲仙小浜温泉


雲仙の麓にある小浜温泉。
以前は、小浜温泉というと、共同湯・浜の湯だったのですが、今は小浜温泉といえば「日本一の足湯」
なにが日本一かというと、足湯の長さが日本一長いのだそうです。

新しくてきれいな足湯は、なるほどずーっと長く、湯畑から近い場所には沢山の人が座っていましたが、少し先にはほとんど人がいず。その先は、子供達のプール状態になっていました。
そしてその先には、ペット用の足湯まであるんです。


 雲仙小浜温泉

そして、新生小浜温泉のもう1つの目玉が無料の「蒸し釜」
観光客が無料で蒸し場を利用できる温泉って、たぶん貴重だと思います。 今、他の温泉で思い出せるは、杖立温泉くらいかな。

蒸し釜は、温泉のお湯で茹でるのではなく、その高温な蒸気で食材を蒸すんです。
待ち時間の間は足湯でのんびり。なるほど。
近くにスーパーもあります。食材を入れるザルも無料。ただし大人気で、なかなか蒸し場が空きません。

小浜温泉の関係者によると、茹でずに蒸すことで、食材の旨みを逃さないのだそうです。 そして、アクでお湯が濁る心配もないので、海鮮類から野菜まで、色んな食材に対応できるんです。

小浜温泉バンザイ!

食材ごとに必要な時間も、ちゃんと書いてあります。
タコ、さざえ、車えび・・・ちょっと偏ってる気もしますが・・・

 雲仙小浜温泉

ちなみに、とうもろこしなどは茹でても蒸しても美味しいけど、サツマイモは「茹でちゃダメ!蒸さなきゃ」だそうです。私、今まで「温泉卵OK」の場所ではサツマイモがお気に入りだったんですが・・・それなりに美味しかったですよ?でもそういえばサツマイモは家では絶対に茹でないことを思い出すと、やっぱり「蒸さなきゃ」ならないんでしょうね。

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さて・・・共同湯のおたっしゃん湯=脇浜温泉です。
なぜ、以前はここの情報を知らなかったのか不思議なんですが、ここのお湯に入って、迷うことなく小浜温泉に太鼓判です。


 雲仙小浜温泉

お湯は熱めとそれよりかはぬるめの浴槽に分かれています。湯温もある程度なら、真ん中にある温泉の蛇口で調整できます。
コップがおいてあり、飲泉も可ですが、私が飲もうとするのを見た地元のおばちゃんが言った「まずいよ」という言葉が先入観になったのか、美味しくないしょっぱさでした。


 雲仙小浜温泉

浴室の蛇口の前には大きなバケツが置いてありました。
知ってます。こういうバケツ。
温度調節の必需品として、北海道の知床羅臼・熊の湯にもありました。

ここ、小浜温泉では、蛇口の水とお湯を混ぜて、バケツ内で適温にして、それを桶で汲んで体や髪を洗います。小浜温泉のお湯はかなり高温なので、水でうすめられるのはありがたいことです。いえね、信州山田温泉・大湯では大変でしたから・・・(この話はまたいつか)

 雲仙小浜温泉

脱衣所の木のロッカーは昔なつかし風です。 番台も小話とかに出てくる首を伸ばせばあっち側の脱衣所が見えちゃいそうな昔の銭湯風で、入った時は耳の遠いおばあさん。帰りは背中をむけたままのおじいさんでした。入浴料150円。お薦めです。


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